接客業とは?接客の仕事がもともと最悪に嫌いで、常にイライラしてストレスフル。そんな向いていない人が接客業を通じてコミュニケーション力を向上して店長になった実体験の話。

接客業って「最悪な仕事」「やめた方がいい」と、あまり明るいイメージがない印象があります。いかがでしょうか?

私自身はもともとがコミュ障で人と接することが大の苦手であり、接客そのものはを慣れるようになるまでは常にイライラしていてストレスフルな日々を送っていました。

今回の記事では、そんな接客業に向いてない私が接客業で店長として、みんなから相談を受けるくらい信頼されて働けるようになるまでのプロセスについてシェアしたいと思います。

この記事を読んだあなたにも、接客とは?そもそも仕事とは?とかそんな悩みに対して参考になればと思います。

 

Contents

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接客業が嫌いな人がそもそも克服しなければならない、仲間といい人間関係を作るための接客力、心のやさしさや温かさについて。

これは私が20代にリラクゼーションサロンにバイト未経験で入社し、正社員登用されて3年目の頃の話です

人と接することが嫌いな私ですが、何とか我慢しながらチームに溶け込むという術を身に付け始め、チームのみんなとそれなりに仲良く働けるようにはなりました。

そんなある時、店長へのプレゼン募集があったので周りからのプッシュもあり何も考えずに志願してしまいました。

結果、店長に昇格して慣れ親しんだお店のみんなと離れて新天地へ。

 

しかし、元々コミュ障で新しい環境になじむのに半年くらいは掛かる上に、

今回は自分がリーダーとして赴任しているため、積極的に自分から接していかなければなりません。

さらにみんな私よりもパワフルで元気で仕事ができ、全然リーダーとして相応しくないことが自分でも肌で感じてしまい、

「あ~やっちゃった・・」

と、自分が安易なノリで立候補してしまったことにかなり後悔してしまいました(爆)

 

こうしたことを実際に肌で感じ、コミュ障による不安や恐れ、そして無力感に勝手にさいなまれて勝手にキャパオーバーに。

その結果、「もうダメだ・・」とみるみるメンタルの限界に近づき、

そして逃げ出す様にたった3ヶ月で店長を降り、そしてその会社を退社してしまいました。

これは私の20代の中でも大失敗な出来事の一つですm(_ _)m

 

自分でやります!と立候補してプレゼンしておきながら、この体たらく。

ただの甘えでは自分でも分かっていました。

しかし、ストレスで限界すぎてしまい、弱さもあって辞めて逃げる、という選択をしてしまいました。

当然、職場のみんなや上司、会社のみんなから白い目でみられました。

完全に辞めきるまでの1か月間は本当に最悪でした・・(汗)

 

ここからお話しするのは、そんなみんなからの信用・信頼を失った最悪の人間が、やがてチームのリーダーになってみんなと信頼関係を構築しあって売上も黒字化していく、そんな一人の人間の物語となります。

 

接客力とは、お客様だけでなく仲間との信頼感を主体的に作る力でもある。

特に責任者の立場になると、あらゆる物事に主体性と責任が伴いますので、それだけのエネルギーとコミュニケーション力が必要となります。

そのどちらもなかった当時の私は、精一杯頑張ってやっとチームに溶け込めるかどうかのコミュニケーション力しかありません。

ですので、周りの期待する声や様々な誘惑に安易に踊らされてしまい、自分の力量を見極めずにチャレンジしてしまい、逆に大きく信用・信頼を失ってしまいました。

 

お客様にサービスを提供することが接客の仕事ではありません。

実は、同じ職場の仲間ともうまく人間関係を作れるかどうかも、接客力の一つだと思います。

 

振り返ってみれば、コミュ障の私にとって、新しい職場にうまく溶け込めるだけの接客力が不足していたことがそもそもの原因でした。

チームから浮いてしまっているという思い込みや恐れ、ストレスなどでどんどんネガティブになっていき、やがて早く辞めて楽になりたい、ということしか考えられなくなってしまいました。

ある意味、やさしい人や温かい人たちの環境でないと安心できずに心が開けないような接客力、コミュニケーション力、メンタリティだったので、そういった環境がないと怖くて人と接することが出来なくてパニックになっていた、ということが正直なところです。

 

その後、色々と経験してきて分かったことは、結局人にいい接客サービスを提供する、ということは、人と建設的な人間関係を主体的に構築できるだけのコミュニケーション力が伴っているかどうか、ということです。

やさしい人や温かい環境で安心できる、というのは実はお客様にとっても一緒です。

そういった高い接客サービスによる従業員からのやさしさや温かいお店の雰囲気に癒される方も少なくないのでは?

 

当時の私は、そういったやさしさや温かい環境という質が高いサービスによって癒されたお客さんにすぎなかったことがよく分かりました。

当然、そういった誰かが作ってくれたやさしさや温かさがない環境に入ってしまった途端、たちまち恐れやストレス、イライラで心が満ちてしまい、パニックに陥ってしまった訳です。

 

接客業とは、人様から与えられるものではなく、自らが相手に対してやさしさや温かい環境を提供できるだけの良心そのものだと思います。

今の私は店長として他店の女性スタッフから相談を受けるくらいの器にはなっていますが、当時の私には全くそんなことすらできない、逃げることしか考えられない様な臆病者の一人でした。

 

そんな臆病者の私ですが、今では店長としてつねに全店指名ベスト10に入り、お店は黒字。そしてお客様を喜ばしながらスタッフを守り、人と人の心のつながりのある信頼感に基づいたお店を運営できるようになれました。

接客業がまったく向いてなかった私が、いったいどういった経験を通じて実際にそこまでの結果に辿り着いたのか?

これからもう少し具体的なプロセスについてお伝えしたいと思います。

 

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接客業に向いていない人がまずクリアしなければならない、体力の話。

元々が引きこもりで高校から段々コミュ障がひどくなってきて、浪人生活中は日の光も浴びるのが怖かったので移動はすべて地下鉄でした。

あ、もちろん今は普通にJRとか乗れますよ(笑)

書きながらそんな時代もあったな~・・と思い出せるくらいで、今は全くそんなことはありません^^

一番ひどい状況から少しずつ人と社会と関わっていくことに何とか慣れていきましたが、人と主体的に接する、接客というレベルのコミュニケーションは当時の私にとってはまだまだハードルが高いものでした。

 

やさしい人、温かい環境でないと安心できないメンタリティから、自主的にもっと人といい関係性を築ける接客力を身に付けていく過程で、必要だった大きなポイントがあります。

それは、体力です。

もともと運動部や小さいころからスポーツ・武道などで体を鍛えていた人は良く分からないと思いますが、一定以上の体力がないと、人と接する時にいちいち相手や周囲からの影響をいい意味でも悪い意味でも受けやすくなり、それはそれでとても心も体も疲れてしまいがちです。

またどの仕事でも一緒ではありますが、特にサービス業は勤務時間だけみればかなりブラックです(苦笑)

接客力以前に、まず普通に働けるだけの体力がないと話にならない、ということが実際に働いてみて良くわかりました。

そこで逃げるようにして辞めた後の私は、まずは時間とお金がある程度融通がきく仕事に転職し、自分の体制を整えることから始めました。

 

接客力を向上させる前提。仕事の体力をあげるために、経験者限定のお店へ転職。労働条件など、疲れ切った心と体の回復を優先。

私は幸いリラクゼーションの仕事で手に職があるので、未経験よりは条件が優遇されていてかつ時間もとれる様な条件の仕事を探しました。

正社員ではありませんが、普通のバイトよりは経験者優遇で待遇がまだいい会社の求人が見つかり、技術テストもクリアして入社。

とりあえず「逃げる」という選択肢を取ってから、新しい「逃げ場」に移ることに成功はできました。

 

ただ、その新しい「逃げ場」はかなり一般的な会社からみれば異質な職場であり、超ストレスをみんなに与えるモンスタースタッフさんが待っていました(汗)

ここから、私は今までのようなやさしい人、温かい人間関係に恵まれることはありませんでした。

ですが自分自身が成長して、人様にやさしさや温かさを提供できた分だけいいご縁に恵まれる様にはなれました。

しかし、そこまでの状態にたどり着くまでには、まだまだ苦々しい経験が必要だったのです^^;

 

接客力が最悪!みんなにストレスとイライラを与えるモンスタースタッフ。

不思議な縁なのか運が悪いのか、私が入社した1ヶ月前。

受付担当の圧迫感を与えるガタイのいい女性スタッフさんが会社の幹部社員からの紹介で入社してきました。

・態度が横柄で常に高圧的な態度でスタッフ全員に接する。

・自分の落ち度は絶対に認めず、常に相手の揚げ足を取ろうとする。

・動きがおそい、気弱なスタッフに対して特に嫌悪感をもって軽蔑して接する。

etc..

女性とはいえ、こういった高圧的でネガティブなエネルギーをガンガン周りに放っていく人と傍にいると、

どんどん自分の悪い状態がさらに悪くなっていく感がありました。

 

いわゆるエネルギーバンパイア。

傍にいると、どんどんエネルギーが奪われていくタイプで、どんどん周りを不快にさせていく、いわゆるモンスタースタッフそのものでした(苦笑)

 

さらに愚痴・不平・悪口のオンパレードだらけの腐った職場。

問題はモンスタースタッフだけではありませんでした(汗)

周りのスタッフさん達もベテラン施術者も多かったのですが、

常に不平・不満・悪口などが蔓延していて、ネガティブな感情の悪循環に満ちていました。

 

向上意欲も何かいい未来を語り合うとか、全くそんな夢も未来もない、または諦めたような方が多く、20代の私にとってはそういった年上の先輩たちの態度・言動をみて、さらにどんどんゲンナリしていきました(泣)

 

接客力うんぬん以前に、そもそもHPに会社情報がない。幹部の名刺がない!?。○○○がバックの会社か!!?

これは結局分からずじまいですが、一番うさん臭く感じたのは、

HPに会社情報が全く書いてなかったことでした。

契約書にやっと社長の名前に書いてあるくらいで、それ以外の一切の会社情報が公に書かれていませんでした。

 

また、ある幹部社員の方が何かのシーンで名刺を求められたときに、

「いや、ぼく名刺ないんですよ。」

と言って断っていたのを見た時、かなり疑問と不信に感じてしまいました・・^^;

 

「もしかしたら、お店の雰囲気や社風もろもろ、○○○がバックで経営している会社なのか!?」

何とか自分のエネルギーを高め直して、この環境から本質的に脱出して成長しなければならないな、と本気で焦ったものです(苦笑)

 

接客力を高める前提、体力を本格的に高めるために太極拳をはじめた。

体力を根本的に上げるために、近くのジムに通って体を鍛えるか、前から興味があった太極拳を習うかどちらかにしようか?と迷いましたが、

結果的に太極拳を体験してみたところ、体力やメンタルが弱かった当時の私でも安心して鍛えられそうだったので、しばらく太極拳を習い始めるようになりました。

 

体の使い方がうまくなることで、仕事の接客力やストレスも不思議と改称しやすくなっていった。

結果的に、体の使い方を学ぶことによって段々体力やエネルギーも上がっていき、ひどい環境ではありましたが次第にあまり動じない自分に驚くこともありました。

あれだけ不快感を感じる職場でもストレスを感じにくくなり、太極拳をつうじて本格的に仕事のストレスやイライラが解消されてきていることを実感してきました。

「体と心がは一致している」とよく言われていますが、これは本当にそうなんだ!と心からそう思えました。

 

入社して一年後、接客力が一定以上あがったらモンスタースタッフは勝手にキレて辞めて職場が平和になった。

転職した直後はあまりにもひどい環境でげんなりしていましたが、太極拳を習い始めたこともあって体力やメンタルが上がって、それほどネガティブな影響を受けにくくなった頃、

自分にもみんなにも嫌な影響を与え続けたモンスタースタッフさんが、勝手にキレて仕事中にバックレてそのまま辞めてしまいました。

あまりにも突然の出来事だったので衝撃でした・・。

 

ただ、おかげさまで職場の空気はだいぶ爽やかになり、代わりに入ってきた方は同じパワーでも人がいい大らかな方で、ずいぶん環境が良くなってホッとした。

「自分が変われば世界が変わる。」

こういった名言・格言を本で読んだことはありましたが、本当にこういうことってあるのかも・・と不思議に思った、とても印象的な人生経験だと今でも思っています。

 

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接客業は体力が上がっただけでは成り立たない。人の気持ちを理解しようとする、歩み寄る努力、ヒアリング力が必要不可欠。

モンスタースタッフさんがいなくなり、そのうさんくさい会社に勤めて3年が過ぎたころ。私も30歳になりました。

もともとは接客というよりかは治療系に興味関心があったので、カイロプラクティックなどもっと本格的なスキルを身に付けたい、という想いが強くなっていきました。

「そろそろリラクゼーションじゃなくて、きちんと治療家の道を歩みたいな・・」

そして治療院への転職を決断しました。

 

面接等では今まで仕事で頑張ったことを素直に話し、無事に採用となりました。

久々のまともな会社。まともな待遇。やっとまともな世界に帰ってこれた、そんな安堵感が得られました。

しかし、ここでまた問題が・・。

 

「1週間様子を見ていたんですが、どうやらあなたはこことは相性が悪いようなので、採用を取りやめさせてください。」

と告げられてしまいました。

相当悪い空気も出して愛想も悪かったので、第一印象をかなり悪くした様です。それに伴う採用取り消しは、今振り返れば妥当だったとは思います。

 

冒頭でも申し上げましたが、私は新しい人間関係や環境に慣れるまでにはそれなりに時間とエネルギーが必要でした。

もしこの転職が20代の新人くらいでしたら、もう少し様子を見て育てていこう、と温かく見守って頂けたのかもしれません。

しかし30代以降の転職は特に即戦力を求められるので、主体的に人間関係になじめる接客力はもちろん、臨機応変に場の空気を求めながら今できる仕事をみつけて行動し、結果を出しながら信頼を得ていかなければなりません。

つまり、もっと主体的にその場の空気を読む力や、相手の要望を読めるだけの察する力、そして時には直接質問して相手の真意・要望を聞き出すヒアリング力が不足していた、ということがクビになった本質的な原因だったのです。

 

前回みたいに自分から逃げるように辞めたわけではなかったのでまだマシでしたが、

根本的に人と接する、こちらから歩み寄ったり適切に接する、といった人間関係の問題を根本から変えなくては今後の未来がないことに危機感を感じました。

 

そこで敢えて私は、トラウマレベルのコミュ障という根本原因と向き合うために、接客とチームワーク、人間関係を重視するリラクゼーションサロンの今の会社に転職することとなりました。

仕事に関して体力面に関してはもう大丈夫になったのですが、人と自分から積極的に関わるという人間関係の課題はコミュ障の私にとっては、メンタル的にかなり地獄でした・・。

しかしそんなことを言ってても先には進めないので、メンタル的にげっそりしながらも、もっと実践的な接客力、コミュニケーション力を身に付けるために、敢えてストレスフルな日々を歩み続けるしかありませんでした・・。

 

自分が最も苦手な接客業を大得意とする店長から、細かすぎるおしつけ指導で大ストレス。

今回転職して赴任した環境は、まだオープンしたばかりの少人数2~3人構成の新しいお店です。

店長は全店でも接客を得意とする気が強い女性で、私はキャリア的には副店長ではありませんが少人数や経験という理由から、サポート業務を任せられました。

 

店長は指名もトップクラスで社内研修も行う様な、やり手でもありました。

ただ、自分の得意分野を押し付ける強引な性格でもありましたので、その店長なりに熱心に教育指導をして頂けたとは思いますが、

接客が大嫌いでトラウマクラスだった私にとってはその指導方針は苦痛そのものでした(泣)

 

ですが、転職したばかりの新しい環境の新人の身。

しかも接客を重視している会社で、さらに接客を大得意とする店長の下での環境であるため、接客が超苦手な私にとってもっとも実力を評価されない環境でもありました。

 

ある意味仕方ないと言えば仕方ないのですが、30代に入ってくると変なプライドも芽生えてくるのか、

そういうのも邪魔して相当なストレスで本当に仕事に行きたくなかったですし、メンタル的にかなり辛くて最悪でした・・。

とは言え、他に選択肢もなかったので自分が選んだ道に進むしか他にしょうがありません。

 

そんな葛藤に悩みながらも、少しずつですが店長からの信頼も得られるようになり、4~5ヶ月くらい経ってちょっとだけ職場に安心感が得られるようになってきました。

しかし、まだまだ色々な苦労は絶えることはありませんでした・・。

 

店長と合わないスタッフさんとの板挟み。人間関係の仲裁役は接客のクレーム対策と基本は同じ。

新人Iさんも入り、私もちょっと先輩になりました。

Iさんは治療系からの転職です。

 

店長も1~2ヶ月は様子をみていたのですが、その人の接客スタイルなどがそれほどリラクゼーションサロンで求められる姿勢ではなかったので、ある時「ちょっと話があります。」とIさんと二人で外で30分ほど話していました。

どうやら店長が溜まっているフラストレーションを全部Iさんにぶつけてしまったみたいで、

Iさんは後で話を聞いていたらかなり頭にきてしまったみたいです^^;

 

私は内心、「おいおい、やめてくれよ~・・(汗)」と、店長自らお店の雰囲気を悪くさせてしまったことにかなりストレスを感じました。

そのことをキッカケに、店長の言い分とIさんの言い分を双方理解しながらなんとかこの険悪なムードを柔らかくしようと、私なりに相当神経を使いました。

店長ももう少し価値観の相違を理解して、相手に歩み寄る必要がありますし、IさんはIさんで今までとは違う業種、畑なので郷には郷に従う、といった柔軟性と吸収力が必要です。

どちらもそれがありませんでした・・^^;

 

結果、まだ話が分かるマネージャーが日報等から動き出しIさんは他店舗へ移動。

表面的にはこれで険悪なムードは終わりました。

しかし、私としては店長自ら職場の雰囲気を悪くさせる、という尻ぬぐいをしなくてはならない状況に、相当私自身もストレスや怒りが溜まっていました。

こういった仲裁役を経験して思うことですが、お互いの話を否定せずに聞きながら、うまく間に立つというのはかなり神経を要する、ある意味お客様のクレーム対策と本質的に似ている苦労がありました^^;

 

接客におけるお客様のクレーム対策も基本は一緒で、怒っている相手の話をまずはきちんと聞いて受け止め、相手の怒りの感情のガス抜きのお手伝いをすることにあります。

相手は何かをキッカケに怒りの感情が爆発してしまっています。その爆発した感情を下手に抑え込もうとすると、相手はとにかく爆発・発散させたいので、「邪魔すんじゃねー!!」と言わんばかりに、さらに怒りが増してしまいます。

こういう時は、冷静に静かに、へそを曲げた子供をあやす様な気持ちで話を受け止めながら、無視せずに、だからといって聞き入れすぎずにただただ傾聴することに努めます。

それはそれでこちらも大変ではありますが、ある程度怒りの感情を爆発し尽くした相手はやがて冷静になり、「あれ・・?そんなにもう怒らなくていいのかも?」と態度が和らいでいく瞬間というものがあります。

 

クレーム対策の本質は、たとえどんなに矛盾して横柄な態度を取られても、こちらは常に動じず毅然と対応し、そして相手を温かく見守り続けるやさしさによって解決することにあります。

とはいっても、そこに至るまでにはたくさんの矛盾やイライラ、ストレスと向き合わなくてはなりませんので、クレーム対策やチーム内の仲裁役になってしまった時は、大変だとは思いますがこれも接客修行だと思って受け入れて頂ければとは思います。

そういった苦労は着々と自分の糧になり、人としての心の成長につながり接客力を大きく向上させることにもなります。

私自身も大変でかなりストレスフルでしたが(笑)

ただ、こういった経験の積み重ねによって今の立場になれているのかな、とは思っています。

↓ ↓ ↓

実際にあったクレームを無事に解決したエピソードをこちらの記事に書いています。

よろしければこちらもどうぞ!!

 

それぞれの新天地へ。異なるタイプの店長の下でサポートし続け、そして自分も店長へ。

その女性店長のお店は様々なトラブルが絶えず、結果的にオープンして1年で閉店となりました。

彼女自身の体調不良やメンタル面で店長として人をまとめる難しさもあったとは思います。

その後、みんなそれぞれ新しい店舗へ移動し、私は新しい店長の下で引き続きサポート役をこなしていました。

 

話が合う店長もいれば、合わない店長、責任を下におしつける都合のいい店長など、様々なタイプの店長の下でサポート役として色々な経験を積み重ねていった結果、会社からの信頼も少しずつ増えてきました。

そしてある時、今度は私自身が店長へ昇格することとなりました。

それは、コミュ障すぎた過去の自分からは全く想像もできない状況でした。

 

しかし冒頭でお伝えしたようなみんなからの期待に応えるためではなく、今までの貢献度の結果から会社からお願いされた形ですので、私自身も今度こそはそれなりにリーダーの役割を全うできるだけの最低限の心積もりは出来ていました。

あの時の大失敗の教訓として、出来もしないこと、または任せられても最後まで責任もってこなせる覚悟が持てないお願いは断る様にしていました。

そういった教訓を活かしながら、一つ一つの仕事を地道にこなしながら経験値を積み重ね、地道に周囲からの仕事による信用・信頼を積み重ねていった結果での店長職のお願いでしたので、私としてはようやく最低限の経験値、接客力が身についてきたことを実感できました。

しかし、実際に店長というリーダーとしての役割を全うするということは、サポート役以上にエネルギーや責任感が伴いますので、最初のうちはかなり苦労しました。

次にそういった店長としてチームのリーダーならではの経験や苦労、そこから学んださらに高い接客力についてシェアしたいと思います。

 

店長、リーダーに求められる接客力とは、スタッフさんやお客様の都合のいい存在ではなく、みんなが平等に楽しめる環境、ヴィジョンを提示して気持ちを一つにまとめること。

店長して就任した時を境に、スタッフさんも入れ替わりました。

私と新人2人で、1人が私より一回り年上の業界歴が少ない転職者で、もう一人が一回り年下の若いスタッフさんです。

このメンバーを教育しながらチームをまとめて目標を達成させる、というリーダーシップを発揮することが私の新しい役割となりました。

 

一番最初の女性店長との経験をもとに、スタッフさんに高圧的になるといかに下の立場の人が嫌な思いをするかは痛いほど分かったので、決して自分はそうしない様に徹しました。

しかし、実際はスタッフさん達に気を遣いすぎると逆にチームで目標を達成する力が高められなかったり、なあなあな空気になったりと、それはそれで大変でした。

というのも、二人とも学生のりが好きなタイプで和気あいあいとしているチームの雰囲気が好きなタイプなのですが、それがいきすぎてしまうとお客様に対する接客力がなあなあになってしまい、自分たちにとって居心地がいい空間になってしまいがちだからです。

肝心の施術力がまだまだ経験不足のため、本当は地道に研修をつうじてスキルアップする必要があります。

これがアパレルや飲食店ならまだいいのですが、私たちは自分たちの腕がそのまま商品になっています。

だからこそ、自分たちの施術力そのものが商品価値となっているため、ある程度の実力を磨くまで日々の努力、研修は欠かせないものです。

美容院が毎日営業後にカットスキルを練習しているのと同じように、我々のリラクゼーション業界でもそういった研修は本当は必要なのですが、マインドがアマチュアでプロ意識が乏しいと、そういった地道な努力を好まない傾向にあります。

そういった状態でサービスを提供しても、お客様目線からみればそういったアマチュア意識のサービスに喜んでお金を払いたいか?というと極めて疑問です。

ですので、どんどんこのままではお店全体のサービス力が低下し、結果的にお客様が離れていくことは目に見えていました。

 

自分が店長という立場を経験してみて、女性店長が葛藤していた悩みなどもようやくリアルに感じられる様になりました。

彼女はプレイヤーとしてお客様へのサービス力に対して誇りがありましたし、実際に指名数も当時は常に全店1~3位をキープしていたトッププレイヤーでした。

だからこそ、自分のサービス力が基準となって、他のスタッフさんがそういったサービス力ができていないことに対してイライラ、ストレスも相当強かったと思います。

 

そういった経緯を通じて、立場に応じてそれぞれの言い分や悩みもあるんだな、と初めてしみじみと感じられました。

 

結果的に様々な葛藤から、一回り年上の方とは価値観等が合わずに会社を離れていきました。その後も色々なスタッフさんが入ってきますが、正直私の理想的な価値観に合うスタッフさんが入ってくることはありませんでした。

そこで最終的に私は悟ったのですが、自分の価値観や感性を理解しあえる人とはなかなか巡り合えないですし、今目の前にいるご縁のある人たちと、たとえ価値観が合わないにしても合わないなりに、チームが一つにまとめられるだけの新しい価値観やヴィジョンを0から作り出す必要がある、ということです。

無理に自分の価値観を押し通しても、人によって性格が違うように、人の数だけ価値観や感性が異なり、ましてや男女の違いや県民性、国民性などそれぞれの文化というものが異なるものです。

ですので、自分の理想通りに100%合う人たちだけがチームになるとは限りません。

その中で、今のチームのみんなが一つにまとめられる目標や価値観を店長、リーダーは見いだし、その上でみんなの気持ちを一つにまとめてお客様にお店全体でサービスを提供すること。

これが店長、リーダーにしか出来ない、唯一無二の仕事、役割なんだな、と思い至ることとなりました。

 

その結果、私と合わなかった副店長は不思議と1ヶ月後に他店舗に移動となり、新しく私のお店に入ってきた副店長とは仕事面での価値観や感性が一致し、二人で協力してお店を盛り上げて見事売上をV字回復することができました。

よくどんなに不快に思える人、気に食わない、合わない人は実は自分の成長を促すメッセンジャーである、という名言・格言を読んだことがありますが、こういった体験から彼らとの不快な経験から気付いたこと、学んだことによって私自身も心の成長、さらに高い接客力が身に付けたと思います。

やっぱりどんなに不快な人間関係も、自分を成長させる、高めるという視点からみれば意味のある人間関係なんだな、と改めて思い至りました。

 

接客業はもともと合わない仕事でしたが、接客力を高めることで人間関係の改善やチームビルディングなど、リーダーの役割ほどとても役に立つ、という事実。

いかがでしょうか?

あくまで私自身が経験してきたことをさらっと書いてシェアさせて頂きましたが、実際はその他にもいろいろな葛藤や苦労など、たくさんたくさんありました。

その中で言えることは、やはり仕事ができない、新人時代ほど苦労は絶えないものです。

しかしそうした苦労を一つ一つ経験していくごとに、着々と自分自身が成長していることに、その時は良くわからなくても後で「あの時の経験があったから役に立った・・。」

仕事に携わっていれば、そういった感動体験も一つや二つ、得られてくるものではないでしょうか?

 

ただし、それはそれなりに仕事に打ち込み、向き合い、頑張っていることが前提です。

とは言っても、ストレスや不平不満、体や心の疲れで仕事と向き合うことが辛くて耐えられないこともあるでしょう。

そんな時は、自分を一定以上傷つけてメンタルがおかしくなってしまう前に、私みたいに仕事を辞めたりして一時的に逃げてもいいとは思います。

 

接客業など、仕事のストレスで苦労する人におススメしたい二つの辞め方。

接客業は本当に大変だと思います。

クレーマーを代表する悪質なお客様や、態度や人間性がそもそも悪いスタッフさんと一緒に働くなくてはならないこともあります。

(悪質がすぎる場合は、もはやお客様ではありません。法的な対応を要するブラックリスト者として他の善良なお客様やスタッフを守る必要があります。)

接客業は体力的にもメンタル的にもかなり神経を要する過酷な仕事ですので、辞めたい気持ちはとても良くわかります。

私は結果的には接客業は元々はコミュ障で人と接すること自体がかなり嫌いでしたし、本音を言えば人と接しない仕事を黙々とこなせる様な仕事に就いて淡々とマイペースに生活できたら、とずっと思っていました。

しかし、店長としてある程度自分の殻を破ることに成功し、人に主体的に歩み寄ったり耳を傾けることによって、段々と人と心のこもった温かい関係性を築けるようになってくると、人と接することへの楽しさや面白さというものが経験できるようになっていきました。

今では他店舗の女性スタッフさんからも数名相談を受けるようになったりし、人の人生の悩みを親身に聞いてみんなの人生を助け合える環境が出来つつある今、やはりこういった状況になれたのも、苦手な接客業をつうじて人と温かい関係性を0から構築できる接客力を地道に積み重ねてきたことがとても大きいと思います。

とは言え、誰もが無理に合わない仕事を貫いたからと言って、こういった経験を得られるとは限りませんし、むしろ過剰な我慢によってただ苦しい時間だけが過ぎていく場合もあるとは思います。

そこで実際に自分で経験してみた、いい辞め方と悪い辞め方の2つについてお話したいと思います。

 

1.いい辞め方:ご縁がなくなって会社からクビにされたり、何かこの場所にいても物足りないと感じる時。

ご縁とは不思議なもので、ある時に出会うべき人には絶妙なタイミングで再開したり、出会ったりして深い付き合いが始まることがあります。

務めている会社にいても、特に大きな不平不満はないけど「何か違う・・。」と違和感やむなしさを感じる時も人によってはあります。そういう時ってありませんか?

それはあなたがここではない、どこか別の場所に呼ばれている可能性があります。

そうした心の違和感をもとに、心の内面を紙に書きだしたり信頼できる友人や先輩などに相談してみて、心の違和感に対して腑に落ちる「答え」が見つけ出せるかもしれません。

もしそうした「答え」が見つかった際に、何か新しい未来に対してワクワク感やドキドキ感がある場合は、おそらくあなたが新しい行動を起こすタイミングの時だと思います。

 

こういった場合に伴う辞め方は、いい意味でその場所からの「卒業」を意味している可能性が高いです。

本当の意味で「卒業」して辞めるときは、不思議と周りからも感謝や惜しまれる声をもらえます。

そういったケースで辞める場合は、とてもいい辞め方なのでおススメです。

 

2.悪い辞め方:嫌だ嫌だ、とネガティブな感情になりすぎている状態で辞める。

これは私の1回目の辞め方のパターンです。

その時の内容をご覧になれば分かると思いますが、自分のキャパオーバーで勝手にネガティブになりすぎてしまっている状態です。

この状態では全然状況を客観視もできませんし、致命的な失敗、今までの信頼関係を一気に失くしかねません。

 

そんな悪い辞め方をした後、一時は楽にはなりましたが、結局その後出会った環境や人の質も非常に悪かったです。

それはそれだけの選択肢を選んだ自分に相応しかったんだろうな、と後々そう振り返って反省しました。

 

悪い辞め方をしてしまった後の対処法。

私の場合はその対処法として、そもそもがネガティブな感情に対処できるだけの体力やメンタルもなかったので、

太極拳を習って体から鍛え直したことで克服できるようになりました。

もしあなたがこういった悪い辞め方をどうしても心にゆとりがなさすぎて選んでしまった場合は、少しずつ体と心を回復させながら、あなた自身の体と心を鍛え直す必要があると思います。

 

人生の中で、どうしても仕事において辛いことや不都合な現実と向き合わなければならない時もあるでしょう。

そういう一つ一つに耐えながら、状況を客観視してネガティブになりすぎずに事実だけを受け止められるメンタリティを持つことも、どんな仕事でも最終的に頑張っていくためには必要不可欠な力ではないかと思われます。

 

例え悪い辞め方をしてしまったとしても、きちんと反省して改善できれば逆に今まで以上に信頼される。

今回私の経験において1回目の辞め方は正直いって周りにかなり迷惑を掛けてしまったので、とても反省しました。

ですが、きちんと反省して改善していくことができれば、一時の失敗はいつかの成功に必ずつながるものだと思います。

もしあなたが過去の私のように周りに迷惑を掛ける様な悪い辞め方をしてしまった場合は、時間は掛かっても大丈夫です。

きちんと改善すべき課題と向きあえる体制を整え直し、いつの日か克服して一歩前へ進み直すことさえできれば、必ずみんなからの信頼や尊敬は戻ってきます。

場合によっては、今まで以上の信頼や尊敬を得られるかもしれません。

 

ポイントは、あなたが一時逃げる様な選択肢を選んでしまったとしても、いつの日か自分の課題と向き合い克服し、成長することにあります。

失敗を乗り換えられる人は本当の意味で勇気がある人だと思いますし、そういう姿は周りにいい影響を与えます。

そこまでくれば、周りのみんなはあなたの誤った辞め方を許し、むしろ興味を示し直す可能性が高いです。

 

なかなか失敗から学んで成長して這い上がり、カムバックできる人は少ないものです。

だからこそ弱さ、かっこ悪さ、葛藤などをきちんと味わいながら乗り越えたエピソードは、仮に転職などの時に人事や経営者からみればとても魅力的に映りやすいですし、ぜひともあなたを採用またはチャンスを与えたい、と思われやすくなります。

あなたの今後の未来のためにも、ぜひそういった立ち直れる姿勢、考え方を取り入れて頂ければ幸いです。

 

まとめ。接客業は確かに最悪な仕事の一つではあるが、ストレスの大きな原因の一つである人間関係をプラス化する接客力を学べる仕事でもある。

私は接客業の店長を辞めてから、色々なプロセスを経て結局10年後に接客業の店長職に帰り咲き、そして数字とみんなからの信頼をある程度得られる様にはなれました。

こういったプロセスから、以下の様なことが身に付けるようになりました。

・1日の労働時間が12時間前後のブラックな仕事にも適応できる体力とメンタリティ。

・悪質なクレーマーによる要求に屈しない意志の力と、最終的にクレーマーから謝ってくるだけの接客力。

・スタッフみんなと気軽にコミュニケーションが取れ、いざという時は相談にものれる信頼関係。

・売上やスタッフ間の人間関係が安定し、会社から感謝された上での信用。

・全店指名10位以上を常にキープ。プレイヤーとして、技術研修を頼まれるスキル。

元々がコミュ障で人と接することに恐怖すら感じていましたが、そんな自分がこういった結果を出せるようになるなんて驚き以外の何物でもありません。

その過程での苦労や悩みはそれなりに大きかったですし、私にとっては決して簡単なものでありませんでした。

だからこそ、仕事における辛さや苦労もある程度分かり方だとは思いますし、辛すぎたら辞めてもいいですし、逃げてもいいとは個人的には思います。

しかしその辞め方が悪ければ悪いほど、その後の未来もまた良くはない可能性が高い、ということを考慮に入れる必要があることが実際にやってみて痛感しました。

 

そして仮に仕事を辞めてしまったとしても、人間何度でもやり直せる機会やチャンスも巡ってくるという事実も最近分かってきました。

そういった機会やチャンスは意図的に出会えるわけでは決してありませんが、諦めずに頑張り続ける方に運の女神は力を貸してくれると個人的には思っています。

 

ですので、もしあなたが接客業や向いてない仕事、仕事の人間関係等の苦労で悩んでいる場合、一時的に逃げてもいいとは思いますが、あなた自身の課題というものが必ずありますので、それを最終的にはどこかで向き合い、乗り越え、あなたの人生の限界を超えて頂ければと願っています。

ここまでが私自身がサービス業の店長を辞めてから10年経って帰り咲いたプロセスの話であり、その経験から学んだ話でした。

あなたの人生に何かしらお役に立てば幸いです。

長文読んでいただきありがとうございました。

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